山口 周
■■<<思考のコンパス――ノーマルなき世界を生きるヒント>>
(山口周/PHP研究所 より )
はじめに
予測が難しい世界を生きていくために、私たちに必要なものは何か?
それは、地図ではなく、コンパスである。地図の情報はすぐに古くなって役に立たないから…。
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私たちが進むべき道を指し示してくれる「思考のコンパス」が必要。
ポイントは、3つ。
1.仮想空間へのシフト
2.反都市化への反転
3.ライフスタイルの多様化・複雑化
1.仮想空間へのシフト
コロナの影響により発生する、大きな社会的変化の一つ目は「仮想空間へのシフト」
都市部では大多数の人びとがリモートワークへ移行。
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仮想空間で仕事をするようになる。
「通勤地獄」に耐えながら、物理的に集まることが無意味化。
「都市のオフィス」にというものは、元来仮想空間的なものだった。
通信費が劇的に下がったことにより、物理的に集中させる意味が失われた、。
2.反都市化への反転
情報にアクセスするために都市に集中→都市から離れることにより住環境が改善する。
→通勤と言う無意味なシャドーワークから解放される。
都市部に住んだり、通勤する必要がなくなる。→都市=近代の産物。その位置づけが変わる。
3.ライフスタイルの多様化・複雑化
高原社会においては個人の力が強くなる。
どこに住むか、どのような人生を送るか、などのの自己決定の自由度が広がる。
高原社会においては、各人の「幸福感受性」を回復することが重要となる。
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ライフスタイルが多様化。いろいろな生き方が認められるようになる。
もっと言うと、個人を鋳型にはめる必要性が失われる。
普通であれという同調圧力が弱まり、自由に生きられるようになる。
まとめ
ノーマル→ニュー・ノーマル=「新しい普通」の時代になるわけではない。
これからは、「ノーマル=普通が溶解してしまった世界」になる。
判断を支えるのは、社会、組織、人に対する深いレベルでの洞察=コンパス
その世界では、ジャイロ・コンパスのようにブレない事が求められる。(個人の自立)
教養とは、「複雑で曖昧な状況において、その人らしい決断ができること」を意味している。