ますらをぶり、たをやめぶり


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「ますらをぶり」と「たをやめぶり」というのは、万葉集と古今和歌集の作品を対比させてその特徴を言う時の言葉です。

提唱したのは賀茂真淵と本居宣長。「ますらをぶり」と「たをやめぶり」、それぞれの言葉の定義と意味、代表的な作品をあげて詳しく解説します。

…賀茂真淵は奈良時代までは、和歌は「ますらをぶり」の歌であったとしています。

そして、そののちの時代は男性も女性的な歌を詠むようになった、それを「女歌」と称し、巧みになった。益荒男の時代は、技巧は不要であったと述べています。

…本居宣長の主張は「万葉の時代はますらおの勇ましさ心ばかりを取り上げて、恋心の女々しく心の乱れゆえの人の悪さを恥ずかしがって言わない。それは繕って飾ったうわべのことで、人の心の真ではない」としています。

即ち、「人の心のまこと」に迫るのは、「大丈夫の雄々しき心ではなくて、それ以後の恋する情」を詠んだ、たおやめぶりの古今集以後の歌だというのが、本居宣長の主張するところなのです。